骨盤底筋
女性の健やかな日々をサポートする骨盤底筋②
前回のブログの続き
骨盤底筋は忙しい!基本的に安静時や寝ている時にもずっと働いています。
骨盤底筋の機能不全になる要因はいくつかあります
✔️妊娠・出産
✔️肥満
✔️加齢による筋力低下
✔️イキむ排尿・排便
骨盤底筋は様々な影響を受けながらも、常に働いて忙しい中でも私達の身体を守ってくれているんです
「イキむ排尿や排便」も要注意!
トイレに行けない時間が多い時、トイレに駆け込んで勢いよく腹圧かけながら排尿した経験ってありませんか?
便秘の場合もイキみやすい。。。
これらも骨盤底筋に負担がかかるもの
また、日常の行動でも負担のかかりやすいものは、
●ジャンプ動作
●激しいくしゃみ
●咳をする
これらで尿漏れを経験された方も多いはず、、、
通常の呼吸に対してこれらの骨盤底筋にかかる負荷は何倍にもなるんです。
前回お伝えしたように、これらの筋肉を鍛える事で尿漏れを改善する道はあります(尿失禁には様々な種類があり効果が期待できるものはそれぞれ異なります)
骨盤底筋を鍛えるコツ
①骨盤底筋がどのように付着しているのか?解剖学的な把握を認識してもらう。
ハンモック状に広く付着、しかも3層構造で複雑、股関節の筋肉も筋膜を介して関係します
②骨盤底筋を自分で動かし、他の筋肉はリラックス
お腹やお尻などを使って肝心な骨盤底筋が働きにくくならないように
③呼吸で骨盤底筋は他の3つの筋肉と協調して動いている事を理解する
1日20000回している呼吸の中で使われる骨盤底筋。しかし、中には呼吸のパターンに個人差がありうまく使えてない場合が多々あります
この呼吸を評価する事は必須!
様々なエラーパターンや骨盤底筋の過緊張が分かったりします。
こちらはまた次回にお伝えします
女性の健やかな日々をサポートする骨盤底筋
尿失禁ケアセラピストになって約半年が経過
この講座を受講した理由は
✔️自分の身体を自分で理解する事
✔️この悩みを抱える女性が相談しやすい環境づくり
✔️予防の為の骨盤底筋の使い方啓蒙活動
諸々あります。
現在は、モニター様にご協力いただき骨盤底筋の状態の改善に取り組み、
女性がいくつになっても健やかに過ごせるサポートの準備を行っています。
モニター様を通して実感した事は、骨盤底筋の周囲に存在する筋膜へのアプローチは絶大だという事
骨盤底筋トレーニングの感覚が分かりにくいとおっしゃるお客様に施術させていただいた所、
「わかりやすくなった」との声!
骨盤底筋は筋膜まみれだと教えて下さった筋膜のプロTRIGGERの半田瞳先生
その他ににもたくさん学ばせていただき今後に活かせる事を日々発見しています
来年より一般の方にもご利用いただく準備段階ですのでまたご案内します!
「カラダスクール」~女性が自分の体の理解を深めよう~バージョンもスタートします
骨盤底筋にまつわる身近なご相談だと、
●ジムに通っていたけど、臓器脱オペをされた50代
●誰にも言えないけど走ったら尿漏れする40代
●咳の度に尿漏れしてしまう40代
●くしゃみで突然尿漏れを経験した私!?(ちなみに講座に申し込んだ直後に経験してタイミングが良すぎでした…)
・誰にも言えない
・どこに行けば良いか分からない
・そのうち治る?と思い時間だけが経過してる
そんな女性が多くいるように感じます
症状によっては医療機関(泌尿器科など)の受診をお勧めしますが、
尿漏れには骨盤底筋を鍛えましょう!
では、
骨盤底筋の役割を確認しましょう
✔️臓器を下で支える
靭帯や筋膜なども一緒に支えていますが、骨盤の底は空洞になっているので、底から骨盤底筋群が支えています
✔️排尿・排便のコントロール
括約筋と言われる排泄の役割を持った筋肉も骨盤底筋には含まれ、女性の場合、中央に膣があり
✔️姿勢の安定化
✔️呼吸と連動
姿勢とも関係しますが、体幹の狭義に含まれるインナーユニットが呼吸をする際に協調して働きます。反対に姿勢が崩れた状態だとインナーユニットがうまく働かなくなる事もあるので、骨盤底筋トレーニングでは必ず呼吸の評価を行います
✔️性的な機能
骨盤底筋でも尿生殖三角と言われる坐骨から上半分
※インナーユニット:横隔膜、多裂筋、腹横筋、骨盤底筋の4つがボックス状にあり、狭義での体幹(インナーマッスル)を構成している
骨盤底筋のトレーニング、骨盤底筋ヨガ、膣トレ、体操をやってるけど効果をいまいち感じられていない。
そんな方も多くいらっしゃいます。
骨盤底筋機能不全による尿漏れなどエクササイズによる改善率は17%〜69%とかなり幅広いそうです。
なぜなのか?
骨盤底筋を鍛えるにはコツがあります
また次回お伝えしますね~
骨盤底筋)(トレーニング)とは?
この頃、尿漏れパッドのCMが増えてきた事にお気づきですか?
仮に、自分がそうなった時に誰に相談をしますか?
病院も何科を受診したら良いのか分からない人も多く
そのまま悩みを抱えている方も少なくありません
女性という同じ立場として
寄り添える女性トレーナーとしてお客様も相談されやすい窓口にある
正しい知識と、より良い受診方法をご提案する為に、
骨盤底筋の専門治療家の先生に学べた事をお客様に自信を持ってご提供していこうと思います
その前に
実は私、尿失禁ケアセラピストを申し込んだ直後に経験しました!
くしゃみ時の「あれ?」
反射で使えてない?(開脚時のくしゃみで)
身近に子宮脱のオペをされた方がいます
骨盤底筋のトレーニングで事前に改善できたんじゃないのか?
そう思いました
よく『骨盤底筋を引き上げて!』って言われていますけど、それで使えてるのかというと…
働きにくい事が分かっています!
インナーユニットっていう、筋肉の協同で働く機能があります。一緒に働く事が何より大切!
骨盤の傾きも影響するんです
反りすぎも、後ろに倒れ過ぎも避けたいもの
*先日、座りっぱなしのOLさんが以前よりも骨盤が後ろに倒れていました。聞いてみたら電子化が進んでFAXやコピーに行く機会がなくなった事。座りっぱなしの問題は血流以外にも色々あります
骨盤は、腰の骨、股関節とも関係があるので、太腿の筋肉や、背中側、お腹側の筋肉も合わせて見て行く必要があります
骨盤底筋の構造理解が骨盤底筋トレーニングをクライアント様に行っていただく上でもとても大切な事
横から見たらドーム状
上から見るとこんな感じですが、実は3層のミルフィーユ状
外側の骨盤底筋の更に内側は
下から見た骨盤底筋がミルフィーユ状なのがわかります。そして白い膜は筋膜が張り巡らせています
後ろから見ると股関節への繋がりがあるのが分かります
と、長々と骨盤底筋の一部をご紹介しました。
骨盤底筋トレーニングは、これらの繋がりを意識しながら行う事と、毎日コツコツ続ける事(遅筋という筋肉の性質が多いので)、トレーニングに慣れたら立った状態でも使えるように。
そのほか、諸々のポイントで効果が出ます。
私が習った先生は90人の方を対象に12週間、つまり3ヶ月の実習結果を発表されていました。
従来の治療で行われるケーゲル体操が12週間かかる内容を、あるポイントを加え、8週間で結果に結びつける内容。
私も自分自身で実験しながら、お客さまにもご提案していきます!
尿失禁ケアセラピスト修了
先日、8回に渡って学んできた尿失禁ケアセラピストに合格しました!先生の優しさでギリギリ合格?笑
骨盤底筋について、脚の繋がりから全て理解した上で伝えたい想いがある中で、見る事のできない骨盤底筋は本当に機能しているのか?
今までも方法は正しいのか?
どうしたらきちんと機能できる現場指導が行なえるのか?
そこが私の中の疑問のひとつでした。
これまで、産婦人科、トレーナー、泌尿器科、治療家など様々な方から骨盤底筋について学んできましたが、今回でそれらの点が線に繋がった時間
自分の考えや行動に、自信を持つ時と、どこかで常に疑いも持ち合わせながら、より良いものを追求していく事を大切にもしています。
そんな中、超音波画像に衝撃を受け、可視化しながら学べる先生に出会えた事に嬉しくなり即申し込み!
私自身の骨盤底筋の収縮と感じ方の不一致も、この画像を通じて、よ〜く理解できるようになりました!
筋膜リリース後の骨盤底筋の動きの変化に驚き
骨盤底筋運動における私の中の盲点も再確認
腰、骨盤、股関節の連動性も再確認
骨盤底筋も最後は立位で働く練習が日常につながります(キュキュッと体操®️)
可視化できる事の重要性
看護師、治療家の皆さんと学べた時間は色々な吸収と情報に溢れていました。
ありがとうございます!
早速、パーソナルでご要望の方に実践していきますので、お困りの方がいらしたら是非ご連絡下さいね
尿失禁ケアセラピスト養成コース
骨盤底筋の動きをリアルに学ぶ為、そしてエコーでも自分の骨盤底筋の様子を教えてもらえる 。
理学療法士や看護師など治療家に迷いもなく参加した、尿失禁ケアセラピストの養成コースも残すところあと2回になりました、
前回はひたすら筋膜リリースの実技。
深筋膜へのリリースって今まで思っていた筋膜リリースと違い、かなり痛いです笑
ただ、何度も繰り返していくと、筋膜の癒着している場所は“ジョリジョリ”した振動が身体を通じてわかるようになりました
最後、パートナーになった男性治療家さんに、痛がるのを喜んでるS気質って言われましたが、確かにこの顔、、、。
*骨盤底筋の機能不全×尿モレの関係性
*筋膜×骨盤底筋の関係性
など毎回沢山の深い学び
今回は筋膜介入の実践
頻尿の人はトイレ時間が長くなり
私も骨盤底筋が意識しやすくなったと多数の意見!
これらが及ぼすココロとカラダへの影響も大切にしたいと思います
次回は介入前後のエコーチェック&テスト
自分らしく、健やかに動ける。毎日が、ちょっと快適になる。
grande forêtは、そんな日常を取り戻す、ココロとカラダづくりを目指します🌿
いつも滞在させてくれる友達。
彼女に練習台になってもらったら、悶絶してました。けれども確実に変化も実感!
悪い人に見えるかも笑
またご報告します〜
女性のからだ~骨盤底筋と尿失禁から学ぶ~
前回お伝えした
実は骨盤底筋トレーニングをやっているつもりで30%の人が使えていないデータについて
トレーニング方法の基礎としては椅子に座ったり、仰向け、側臥位などで息を吐きながら会陰を引き上げる運動などを活用します
骨盤底筋は重力に対し、底で内臓や子宮や膀胱を支えてくれる小さな筋肉。でも3層構造で12個もの筋肉が存在。使ってるつもりの場所が偏ってしまったり、収縮はできても弛緩できなかったり、反対の動きをしていたりと様々
女性は構造的に男性よりも骨盤底筋の収集が難しいのです。
そこで筋膜へのアプローチでより使えるようになれる養成コース。
しかもエコーで確認しながら行えるのです。おそらく近い将来、エコーが普及していくであろうと言われています。
「尿失禁セラピスト養成コース」
講師は半田瞳先生。
中高年女性における腹圧性尿失禁の論文は優秀賞を受賞されるなど、その分野においてもかなりの研究をされている筋膜に精通している先生
私以外は理学療法士と看護師さん(汗)勇気と勢いで申し込みましたが、骨盤底筋に精通した方々とご一緒に学べるので現場レベルのお話や論文データをたくさん教わりました。深いです!
次回はいよいよエコーを使います!
私が学ぶ目的は以下の事をしっかり理解する事
・女性が生き生きと過ごせるお手伝い
・エコーで確認する骨盤底筋トレーニング
・骨盤底筋の構造理解
・骨盤底筋と足底、股関節、腰痛との関係
・尿失禁の種類と原因を知る
・健康寿命の延伸
実は今女性の尿モレが増えています。CMが増えてきたのは社会現象の象徴だと思いますが、私も実は先日あれ?って事がありました!
妊娠、出産経験のある友人も咳をした瞬間にあれ?って。
知り合いの方ではトイレが間に合わない事があると相談を受ける事もありました。
また、高齢になると臓器脱という、膣から子宮や腸などが出てしまうケースも中にあります。
写真は子宮脱などへの治療法について
女性は尿道の長さ約4センチ、男性は20センチとこちらも構造的に女性の方が起こりやすい事が分かります
日本では泌尿器科や婦人科への受診に抵抗のある女性が多いと言われています。薬で良くなるものもあれば骨盤底筋トレーニングが有効なものもあるんです。
下の写真は大切な靭帯が子宮をどう支えてるのかを説明してくださった図。笑
最後はひたすら触診
私のパートナーになった方は骨盤底筋を専門にされてる看護師さんなので触診の仕方も躊躇なく教えてもらいながら骨盤底筋の収縮(使う)をチェックしてもらいました。
病院に行く前にお客様との接点が多い女性トレーナーとして、正しい知識を持ち合わせておく事は、医療機関への受診のススメや、自分自身と家族のケア(両親などの高齢者含み)においてQOLの向上にも大切なことだと思っています。
尿モレなどの悩みの時間を無くして、より充実した時間の過ごし方に変えていけたら、楽しい時間が過ごせそうですよね!しっかり勉強していきたいと思います